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国連事務次長と懇談

金事務次長(中央)と懇談する さいとう鉄夫(左端)
金事務次長(中央)と懇談する さいとう鉄夫(左端)

核兵器の廃絶へ協力

 公明党の山口那津男代表は7日、衆院第2議員会館で国連の金垣洙事務次長兼軍縮担当上級代表代行と会談し、核廃絶へ協力を続けていくことを確認した。これには斉藤鉄夫幹事長代行、浜田昌良、谷合正明の両参院議員が同席した。

 山口代表は席上、金事務次長の広島、長崎での平和式典参列に心から謝意を表明。「唯一の被爆国である日本が核なき世界へリーダーシップを取る責任がある」と強調した。

 一方、5月の核拡散防止条約(NPT)再検討会議では最終文書が採択されなかったものの、核兵器の非人道性に関する認識が共有された点を踏まえ、「文書を今後の核軍縮に生かす努力が重要」と指摘。2018年までに開催予定の国連核軍縮ハイレベル会合に向けては「国連のリーダーシップに期待する」と訴えた。

 金事務次長は、今回の会談の実現自体、「公明党が軍縮や世界平和に取り組んでいる証しだ」と強調。潘基文事務総長からの公明党への伝言を紹介した上で、「次の世代が被爆者のメッセージを受け継ぐ必要がある」と主張した。

 NPT再検討会議で最終合意に至らなかった点については「残念だが、あきらめたわけではない。5年後の会議成功へ、今からあらためて取り組みを強化する必要がある」と語り、「公明党の協力は重要であり続ける」とし、国連への継続的な支援を求めた。

【公明新聞より転載】