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がん教育議連発足

予防、生きる力を育む

 公明党の斉藤鉄夫幹事長代行は28日、参院議員会館で開かれた、がん教育を推進する議員連盟設立に向けた議員懇話会に共同発起人として出席し、あいさつした。

 坂口力副代表、石田祝稔、大口善徳、高木美智代の各衆院議員と渡辺孝男参院議員のほか、超党派の国会議員らが参加した。

 がん教育とは、がん検診の重要性や予防のために必要な生活習慣の見直しなどを学校現場で教えるもの。

 懇話会には、東京大学医学部附属病院の中川恵一准教授が出席し、同氏が中学2年生を対象に、命の大切さやがんとの向き合い方を考えさせるために実施している「生きるの教室」について報告した。
 中川氏は「日本は世界一のがん大国であるにもかかわらず、教育現場でがんについて学ぶ機会がない」と指摘。その結果、がんの予防と早期発見が進まず、「先進国の中で唯一、がんによる死亡率が上昇している」と述べ、がん教育の重要性を強調した。

 同懇話会では「生きるの教室」を理想的ながん教育のモデルとし、同様の授業を全国に広げていくための「いのちと生きる力を育む『がん教育』議員連盟」を後日、正式に発足することを確認した。

【公明新聞より転載】

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