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農業用水路を発電に

斉藤氏「小水力」の活用を促す
衆院予算委第7分科会

質問する斉藤鉄夫

質問する斉藤鉄夫=25日 第7分科会

25日の衆院予算委員会第7分科会で公明党の斉藤鉄夫政務調査会長は、自然にやさしい再生可能エネルギーの活用推進に関し、小水力や潮流を利用した発電の拡充、火力発電の高効率化について質問した。

このうち、1000キロワット〜1万キロワットの小水力発電について斉藤氏は、「再生可能エネルギー拡充の一つの大きな柱にすべき」と強調した上で、「注目したいのは農業用水路だ」と指摘。農業用水は日本の水使用量の3分の2を占め、水路の総延長が40万キロメートル、地球10周分にも匹敵するとして、これを利用した小水力発電の拡充を主張した。

また、電力会社による小水力発電の買電価格が太陽光発電と比べて「非常に低いことも課題だ」と指摘。「太陽光発電並みの価格の買い取りにしてはどうか」と提案した。これに対し、近藤洋介経済産業大臣政務官は、政府の再生可能エネルギーの全量買取に関するプロジェクトチームで検討し、「来月中に、水力発電も(固定価格買取制度の)対象にすべきかどうかを示したい」と述べた。

【公明新聞掲載記事】

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